コラム

第1回:その違和感、骨のサインかも?知っておきたい「骨粗しょう症」のセルフチェック

こんにちは、院長の瀧澤です。

「最近、なんだか背中が丸くなってきた気がする」 「以前より身長が縮んだような……」 そんなふうに感じたことはありませんか? 実はそれ、単なる「加齢のせい」ではなく、骨がスカスカになって弱くなる「骨粗しょう症」のサインかもしれません。

骨粗しょう症は、自覚症状がほとんどないまま進行するため、「沈黙の病気」とも呼ばれています。今回は、ご自身やご家族で今すぐできるセルフチェックと、見逃してはいけない初期症状についてお話しします。

骨粗しょう症とは、どんな状態?

私たちの骨は、実は毎日少しずつ作り替えられています。「古い骨を壊す細胞」と「新しい骨を作る細胞」がバランスよく働くことで、しなやかで強い骨が維持されているのです。

しかし、加齢や閉経によるホルモンバランスの変化によって、このバランスが崩れると、骨の中がスカスカの状態(骨密度の低下)になります。これが骨粗しょう症です。 例えるなら、「中身の詰まった丈夫な木材」が、「シロアリに食われて中がスカスカになった柱」に変わってしまうようなイメージです。見た目は変わらなくても、わずかな衝撃でポキッと折れやすくなってしまいます。

見逃さないで!「骨のSOS」5つのチェックリスト

以下の項目に心当たりはありませんか? 1つでも当てはまる場合は、骨密度が低下している可能性があります。

  1. 身長が若い頃より2cm以上縮んだ
  2. 背中や腰が丸くなってきた(円背)
  3. 背中や腰に痛みがある
  4. ちょっとした段差でつまずきやすくなった
  5. 閉経を迎えた(女性のみ)

「いつのまにか骨折」の怖さ

特に注意が必要なのが、転んだわけでもないのに背骨が潰れてしまう「いつのまにか骨折」です。 「腰が痛いのは歳だから」「ただの腰痛だろう」と放置している間に、背骨が次々と折れてしまい、さらに背中が曲がるという悪循環(ドミノ骨折)に陥ることがあります。

背中が曲がると、肺や胃が圧迫されて息苦しくなったり、逆流性食道炎を起こしたりと、全身の健康にも悪影響を及ぼします。

まずは「自分の骨」を知ることから

骨粗しょう症は、早く見つけて対策を始めれば、骨折を防ぎ、いつまでも自分の足で歩き続けることができる可能性が高い病気です。

「まだ大丈夫」と思っている今こそ、検査を受けるベストタイミング。次回のブログでは、骨粗しょう症が進行するとどのようなリスクがあるのか、より詳しく解説していきます。