整形外科

骨粗鬆症

骨粗鬆症

骨粗鬆症チェックシート

番号質問事項チェック
1背中が曲がってきた
2身長が以前よりも2cm以上縮んだ
3洗濯物を高いところに干せなくなった
4高い棚に手が届かなくなった
5背中や腰に痛みがある
6歩きにくい
7転びやすい
8家族に骨粗鬆症の方がいる
9運動や外出する機会が減った
10閉経を迎えた(女性のみ)

■チェックが0~4個

骨粗鬆症危険度「

骨粗鬆症の可能性は低いです。骨粗鬆症の早期発見・治療ができるよう定期的に検査を受けるようにしましょう。

■チェックが5~7個

骨粗鬆症危険度「

骨粗鬆症の可能性があります。骨粗鬆症の確認は様々な検査で行えますが、当院では骨粗鬆症の検査を推奨しております。

■チェックが8~10個

骨粗鬆症危険度「

骨粗鬆症の可能性が極めて高いです。
早急に骨粗鬆症の治療を開始することをお勧めします。

当院の検査方法

当院では、DEXA装置を使用した骨粗鬆症検査を行っています。DEXA法は、腰椎および大腿骨の骨密度を高い精度で測定することが可能な検査方法となっており、骨粗鬆症の早期発見や予防に役立ちます。
検査にかかる時間は2~3分程度となっており、痛みもなく、放射線の被爆量も非常に少ないため、安全に検査を受けていただけます。
検査結果は検査後すぐに発行することができます。
そして検査結果を基に、医師から今後の治療の流れや日常生活の中で注意するべきこと(対策)などについて丁寧にご説明いたします。
骨粗鬆症の検査をご希望の方は、医師または当院のスタッフにご相談ください。

症状

骨粗鬆症とは、骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。自覚症状はほとんどなく、ゆっくりと進行するため、背中の丸まりや身長の縮小などの症状が徐々に現れることが特徴です。注意が必要なのは、この病気が気付かないまま進行してしまうことが多いことです。気づいた時には病状がかなり進行していることもあります。

骨粗鬆症により高齢者が股の付け根を骨折すると、治療に時間がかかり、その間に全身の機能が低下し、寝たきりになる可能性もあります。また、骨粗鬆症では痛みが発生しません。しかし、骨が弱くなったため、外部からの力が加わると骨が圧迫され「圧迫骨折」が起こります。この結果、骨がつぶれたり変形したりすることで痛みなどの症状が現れます。

骨粗鬆症になると、たとえ軽い転倒や尻もちをつく程度の状況でも圧迫骨折が発生することがあります。圧迫骨折が起こると、激しい痛みを感じることもありますが、痛みを伴わない場合もあります。特に高齢者は痛みに気づきにくいため、注意が必要です。

骨粗鬆症の症状は、他の病態との鑑別が重要です。治療や予防のためには、早期の診断と適切な対策が必要です。定期的な骨密度測定や適切な運動、栄養バランスの取れた食事など、骨粗鬆症のリスクを軽減するための生活習慣の見直しも大切です。

原因

骨粗鬆症は、原発性と続発性の2つのタイプに大きく分けられます。
「原発性骨粗鬆症」は、加齢や生活習慣、閉経などによって引き起こされるものです。
「続発性骨粗鬆症」は、特定の病気や服用している薬が原因となって引き起こされるものです。

原発性骨粗鬆症原因

  • 加齢
  • 遺伝
  • 体型
  • 過度な飲酒
  • 偏った食生活
  • 喫煙
  • 運動不足
  • 閉経による女性ホルモンの低下 など

続発性骨粗鬆症の原因

  • 生活習慣関連型骨粗鬆症
    (糖尿病・慢性閉塞性肺疾患・動脈硬化・慢性腎臓病など)
  • その他関連する病気
    (関節リウマチなどといった自己免疫疾患・ステロイド性骨粗鬆症・甲状腺機能亢進症など)

上記のような原因に当てはまるものがあれば、生活習慣などについて改善していく必要があります。
適度な運動やバランスの良い食事を心がけ、対策していくことが大切です。

治療

骨粗鬆症を治療していくにあたり、日常生活から症状改善に向けて取り組みが必要です。

食事療法

健康な骨を維持するためには、骨の主成分であるカルシウム、タンパク質、カルシウムの吸収を促すビタミンD、骨の代謝に必要なビタミンKなどがあります。

これらの栄養素を積極的に摂取し、バランスの良い食生活を継続することが大切です。

また、過度な飲酒や喫煙はカルシウムの吸収を妨げてしまう恐れがあるため、可能な限り摂取を控えることが大切です。

運動療法

日頃から適度な運動を行い、筋肉を鍛えることで、体を支えられるため、転倒の防止につながります。

また、骨量を増やすためには、強い負荷のトレーニングを行う必要はなく、少し息が上がる程度の有酸素運動が良いでしょう。

運動量として、ウォーキングの場合は1回30分程度を週3回以上行う必要があります。

薬物療法

生活習慣の改善だけでは不十分な場合、併せて薬物療法を実施します。骨の破壊を抑制するための薬や骨の材料となる成分を含んだ薬、骨を作り出す薬などを用いて治療します。

当院では、デジタルX線により骨量を測定し、骨粗鬆症の有無と程度を数値で示すことができます。

また、採血により骨代謝を評価した上で、患者様のライフスタイルによる治療の続けやすさも考慮し、その患者様に合った治療を提案させていただきます。

骨粗鬆症の治療は、将来寝たきりになってしまうことを防ぎ、患者様の健康と生命を守るとともに、患者様ご本人とそのご家族の生活をも守ることになります。

検診等で骨粗鬆症を指摘された方、骨折したことのある方、そうでなくても気になる方はお気軽にご相談ください。

よくある質問

どういう人が骨密度検査が必要となる対象なのでしょうか?

50歳以上の女性や70歳以上の男性に加え、閉経後の女性や骨折経験のある方は検査をお勧めします。また、家族に骨折歴がある方、ステロイド薬を服用中の方、急に身長が縮んだと感じる方も一度受診をご検討ください。

骨粗鬆症の予防や対策として日常生活で気を付ければ良いことは何ですか?

カルシウムやビタミンD、Kを意識したバランスの良い食事と、適度な運動(ウォーキングなど)が重要です。また、日光浴によるビタミンD生成も有効です。転倒を防ぐため、室内を整理整頓し段差をなくす工夫も行いましょう。

骨粗鬆症と診断された場合、治療はずっと必要になるのでしょうか?

骨の状態により異なりますが、多くの場合、骨折を防ぐために長期的な継続が必要です。お薬の調整や休薬が可能な場合もありますが、自己判断で中断せず、定期的な検査で改善を確認しながら根気よく治療を続けましょう。